2017年5月24日水曜日

Windows10のタッチキーボードの上位版「ちーたんタッチボード」

Windows8以降、タッチ操作との親和性向上のためにタッチキーボードが標準で導入されました。しかし、使い勝手があまり良くないのでそれに変わるソフトを紹介します。

ちーたんタッチボード


 このソフトは単にキー入力だけではなく、マウスカーソルやDPadの入力もエミュレートし、Ctrl+Cなどの複数のキーを一つのキーに割り当てたりすることも可能です。更に背景が透過なので、画面のどこに置いてもそれほど邪魔にはなりません。
 OS標準のタッチキーボードは大きさやキー配置こそマシなものの、左右寄せやマウスカーソルの入力がないためやや使いにくいところがあります。
 
※OS標準のソフトウェアキーボードはwindow8以降に追加されたものと、それより以前からあったもの(Windowsアクセサリ内)の2種類ありますが、ここでは前者を「タッチキーボード」後者を「スクリーンキーボード」と呼びます。

1.導入方法
 ダウンロードしたzipファイルを解凍して好きな場所に置くだけです。一応オススメはC:\Program Files (x86)\TiitanTouchBoardです。わかりやすければどこでも構いません。

2. 使用方法
 TiitanTouchBoard.exeをダブルクリックして起動します。

3. カスタマイズ
 ちーたんタッチボードの特徴は自分の好きなキーボードを作れるところです。ボードパッケージとしていくつか追加できるキーボードがありますのでわざわざ1から作る必要もありませんが、それらを元にオリジナルのキーボードを作ってみると使いやすさが大幅に向上します。
 
 カスタマイズには「ボード作成 Excel ツール」を使用します(詳細はここ)。リンク先を見てもらえればわかると思いますが、とにかくややこしいので上述の通りにまずは作成ツールに同梱されているキーボードの改変から行っていくといいでしょう。
カスタマイズの例

左右寄せ+左側にマウスクリック、右側にマウスカーソル
surfaceを横持ちした時の親指用に作成
一番最初の画像のキーボードもqwertyにクリック+カーソルをつけるカスタマイズをしています。また、縦持ち用にサイズ違いで同じ配列のキーボードも作成しています。
 本当はウィンドウの拡大縮小で自由にサイズを変更できたらいいのですが、全くできない標準のキーボードよりかははるかにマシです。

本来ならこれだけでいいのですが、タッチキーボードが邪魔なので無効化します。

”スタート右クリック→コンピューターの管理→サービスとアプリケーション→サービス”
「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」を停止し、無効化
タスクトレイのキーボードアイコンは消えずに残るので、そちらも非表示にします。

これをやるとwindowsサインインの時にタッチキーボードが出なくなりますが、一応抜け道があります。その方法は以下の2つです。
① Windows Hello(指紋 or 虹彩認証)
 当然キーボードなんぞ使わないのででなくても問題ありません。
② windows サインイン画面右下の
 
 電源マークの左をタップすると出て来るメニューに、スクリーンキーボードがあるのでそこをタップします。
 このスクリーンキーボード、とてつもなく重たいです。簡単にパスワードを入力させないという点ではある意味セキュリティ強化につながっているといえるのかもしれません。

まとめ
 タッチ操作との親和性はwindows8,8.1を通して向上してきましたが、それでもまだまだマウスが必要な場面は多いです。そんなモヤモヤを解消させつつ、痒いところに手が届かなかったキーボードも一新できる、素晴らしいソフトです。カスタマイズのわかりにくさが少しありますが、それを十分に補える機能があると思います。




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