2018年5月30日水曜日

iPad 6th (2018) 購入レビュー

なんだかんだ今までタブレットやスマホはAndroidしか使ってこなかったのだが、iPad ProのApple Pencilについては非常に気になっていた。そんな中、ついにiPadの通常モデルでもApple Pencilをサポートするとのことで、購入してみたので"初心者的な"視点でレビューしてみる。

購入したのはiPad 6th (2018) Wifi + Cellularモデル(docomo版)・128GB。もちろんApple Pencilも購入した。
iPad Proなら、smart keyboard一択だったのが、こちらは非対応なのでbluetoothキーボードが一体になっているケースも購入した。

こちらのケースは、キーボード付きだが取り外し可能でさらにApple Pencilの収納までできる優れもの。ただ、ただでさえベゼルの広いiPadがさらに大きくなるので、持ち運びには適さない。側面にクリップで留めるようなタイプと異なり、カバンの中で外れてしまう心配がないのは使いやすい。
キーボードに関しては、今まで使ってたタブレットのキーボードがGALAXY TabS 8.4の純正だったので、それと比較すると非常に入力しやすい。作りは安っぽいし打鍵音も割とうるさいが、入力している感じがあって値段も含めて考えるとよくできているなと感じた。ただ一つ、改善点が欲しいとすれば全角/半角キー(またはかなキー)が欲しかった。smart keyboardにはかなキーがあったし、iOSの制限ではない(はずな)のでつけてくれたら文句無しだった。
また、キーボード一体型のケースではあるが、キーボードは取り外し可能で、ケース単体でも運用可能だしキーボードを離して使うこともできる。これはsmart keyboardには不可能なことで、サブのタブレットPCとして使用しているsurfaceでも、ペンを使うときはキーボードが邪魔だがショートカットは使いたい、というジレンマになやまされていたが、bluetoothキーボードならそんな悩みはなくなる。しかし、カバーがなくなり画面がむき出しになるので持ち運ぶ際には注意が必要になる。
ケーススタンドの角度調整はなく常に一定であるのはかなり不便だが、上下逆さまに使用することで擬似的に2段階にすることはできる。この場合、片方はbluetoothキーボードーが使えない(または取り外して使用する)が、後述するようにソフトウェアキーボードの入力もかなりしやすいので、それほど困らない。
また、Apple Pencilはどうやら充電中は使用できないらしい。そのくせバッテリーの持ちは悪く、充電のタイミングが難しい。もっともiPadを使うときにいつもApple Pencilを使っているわけではないが、キャップや変換コネクタの紛失が怖く、運用には神経を使いそうだ。そこで、Apple Pencil用の充電ケーブル(端子がLightningメス)があるようなので購入する予定だ。

iPadの一通りの初期設定だが、初iOSデバイスなのでなにかと戸惑うところが非常に多かった。といってもいわゆる初歩の初歩みたいな部分なので、調べてもわからないということはなかったし、初めて使うものだからある程度の不自由はしょうがない。
特にAndroidと異なるのは、やはりというかファイル管理についてだろうか。ファイラーアプリを入れてみたものの、ファイラーアプリでアクセスできる領域は特に限られていて、Androidのようには行かなかった。意外なところとしては、マルチウインドウ(split view)の対応アプリが思ったより少ない、ということだ。Androidは非rootでも一応全てのアプリをマルチウインドウに対応させられるし、非対応アプリをマルチウインドウ化しても全く使えないというアプリはあまりなかった。しかし、iOSではsplit view対応のアプリでもウインドウが欠けたりして使えなかったり使いにくかったりするアプリがあり、いまいち使い勝手が良くない印象を持った。
また、サードパーティのIMEが貧弱なのもiPadの欠点だと思った。Androidで愛用しているアルテ on mozcがなく、じゃあGoogle日本語入力を、と思ったけどこれもなく、代わりにGboardを使用している。Android 2.3の頃はAtokやshimejiを一瞬使ってたこともあったが、Google日本語入力の変換精度がいいなと思い、以来ずっとGoogle日本語入力(mozc)を使っている。入力に関してはキーサイズが絶妙で非常に入力しやすいが、なぜか若干のもたつきを感じる。
ここまで使ってみた感想としては、「思ったよりもAndroidは捨てたもんじゃないな」ということだった。例えばTouch IDも、登場直後はAndroidの指紋認証と比べ物にならないぐらい速かったが、少なくともiPad 6th (以下iPad)の指紋認証(からロック解除まで)はGalaxyなど最近のタッチ式センサーを搭載したAndroid端末とそれほど変わらないように感じた。その他、いわゆる痒いところに手が届かないといった感じで、自分の使い方にはAndroidのほうが性にあうようだ。
今回の目的と言ってもいいぐらいのApplePencilの使い心地だが、パームリジェクション付きのスタイラスはSurface Pro3のみを使っていたのと比較して雲泥の差があるように感じた。iPad 6thでこれだけなめらかに書けるのなら、さぞかしProだとほぼ紙に書いているのと変わらないのではと思える。自分の使い方は主にPDFへの書き込みやノート作成といった、非イラスト系がメインであるため、Goodnotes4とOneNoteの2つのアプリをメインに使うことにした。Goodnotes4はPDFへの書き込みメイン、OneNoteはノート作成に使用する。Goodnote4はテキスト入力がしづらく、OneNoteはiPadから直接印刷できないという制限があり、どちらか一つにするのは悩ましいが、「できないことはない」というところでGoodnotes4のほうが使い勝手が良さそうだ。作成したノートを印刷してパンチで穴を開ければ即席ルーズリーフが完成できるという神ツールになっている。
iPadといえば、音ゲーの安定度も特徴の一つだと思う。音ゲー以外のハイスペックなゲームは、Androidでもある程度対応は可能だが、音ゲーはお話にならない。これはOSの問題で、Android8.0から少しは緩和されるらしいが手元に対応端末がないので効果のほどは不明。

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