2018年4月25日水曜日

DX200あれこれ

DX200を購入してから3ヶ月が過ぎたので、使用感などを再レビューしてみる。



前回レビュー→こちら

音について
 中高域の抜けが非常に良くなった。音の刺激は相対的になくなった代わりに、ボーカルが非常によく伸びる。フェードアウトしていく音がギリギリまで聞こえてくる。


・熱について
 使用(操作)中の発熱はまあ諦めるとして、問題はポケットに入れたときの発熱が恐ろしいのでうかつにポケットやカバンにいれられない…
そこで アイネックス まず貼る一番 ハイブリッド HT-02 を試しに購入し、放熱効果を試してみた。
 DX200は、アンプモジュールと本体の接合部付近から先に熱を持ち始め、それが上下に伝導していくようで、更に本体部分の背面プレートと内部には隙間が有るようなので背面プレートに優先的にヒートシンクを貼る必要はないと判断し、アンプモジュールの側面と背面に重点的に貼り、余りを背面プレート下部と付属ケースの内側の同じ位置に貼った。
 結果としては、ヒートシンクが熱を持つ分DX200自体が持つ熱は増えてしまっているような気がするので、効果は非常に薄い。ただし、曲再生を停止したあとの冷却はやや改善されているような気もする。

 (スマートな形での)ヒートシンクは効果が薄かったので、ポケットやカバンに入れることなく、ベルト通し等に引っ掛けられたらと思いケースを探してみたところ、WM-1A/Zと厚みも幅も長さもほぼ等しく、WM-1A/Z用のバンナイズケースをそのまま利用できた。
このケースは前後の密着は大きい反面、左右にかなり余裕をもたせることが可能でカバンやポケットにしまうよりかは風通しがいい。更に、DX200もWM-1A/Z同様サイドボタンがあるのでポーチに入れた状態での操作も普通にできる。下面の充電用の孔もピッタリの位置で、ケースに入れたまま充電してもケーブルや本体に負荷はかからない。


・wifiについて
 これも曲者だった。一般のルーターは問題なかったが、Wimax2+のWX03との接続に苦労した。まず周波数が2.4GHzと5GHz両対応だと思いきや、5GHz(W56/屋外用)が非対応らしい。そして「Wifi暗号化強化」がオンになってるとipアドレスが取得できず一瞬の接続と切断を繰り返す。暗号化強化は仕方ないにしても、W56非対応はちょっと凹んだ。

・32bit音源について
 カスタムROMにプリインストールされているUSB Audio for DX200の中に、「show ALSA state」と言う項目があり、配布サイトを見ると現在再生中のフォーマットがわかると書かれていたので取得してみたところ、周波数はソースに準拠しているらしいのだがbit数が何故か24bit固定で変わらない。CD音源も24bitで再生されているという表記。折角bitperfectがUSBAudio forDX200なしで使えるようになったのに、bitperfectじゃなかったのかと不思議に思い、検証してみた。更に怪しいのは標準のmangoを使用したときも同様に32bit表記にならない点だ。
 検証方法は正しいのか若干疑問が残るが、16bitや24bitにダウンコンバートされたら再生されないされないような小さな音量のサイン波を作り、EQ等で盛り上げて聞こえるかを確かめる。同じ音源を、出力を16bitに固定して同様に確認し、こちらでは聞こえなくなれば正解。結果NeutronとUSB Audio Player Proで32bit出力の確認ができたので、おそらくALSAの表記ミスである可能性が高いといえる。Mangoでは未確認だが、おそらく同様であろう。

・exfatについて
 カスタムROMでしか確認していないが、exfatでフォーマットされたSDカードを使用すると、書き込み権限を与えられず、読み込みのみでしか使用できなくなる。fat32でフォーマットすれば問題なく使える。アニソンしか聞かないので実害はないが、DSDなど1曲あたりの容量が大きい形式や、cueファイルでリストにしている場合などは4GBの壁は結構不便かもしれない。

・USBDACについて
 DX200をUSBDACモードにして利用する場合と、DX200にUSBDACをつなげて利用する場合との両方を試してみた。まず前者についてだが、windowsにドライバーをインストールすればすんなり使えた。しかし、surface pro 3において署名が認証されず、セキュアブートの無効化をする必要がある。インストールだけでなく、なぜか使用時にもセキュアブートが有効だと使えなかったので、セキュリティ上不安なため普段は使用していない。USBDACとして使用する際はデスクトップにつないでいる。USBDACとして使用中は充電中の表示が出るが使用量のほうが多いらしく、残量は減っていく。
 後者のDX200とUSBDACを接続するというものでは、FiiO Q5と(ネタで)つないでみたところ音は出るがプツプツというノイズが出る(UAPP)。まあこんな使い方をすることはないと思う。

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