2020年3月21日土曜日

タッチパッド一体型キーボード 「mokibo」

Windows/iOS共用のbluetoothキーボードを探していたら見つけたので購入してみた。
mokibo 


このキーボードの大きな特徴は、キートップひとつひとつにタッチセンサーが搭載されており、キーボード(ほぼ)全面が大きなタッチパッドとして機能することだ。このおかげでマウスとキーボード間での手の移動を必要とせず、さらに省スペース性も実現している非常に面白いキーボードになっている。

本体は非常に薄く作られているがややずっしりしている。持ち運びは十分可能な重さ。
キーボードとカバーはそれぞれ別売で、マグネットで固定するタイプ。

カバーのフタは折りたたんでスタンドにもなる(約45°)。
逆に畳むとチルト台になる(約10°)。


しばらく使った感想をまとめてみた。使用環境はiPadOS。
良い点

  • タッチパッド搭載→マウスをわざわざ持ち歩かなくて済む
  • 重量があるため打鍵が安定する
  • キーストロークはしっかりしている
  • 本体サイズの割にはキーが大きい

イマイチな点

  • Returnキーの形状が特殊で打ちにくい
  • キーピッチが狭いので慣れるまで誤入力しやすい
  • mokiboのオートパワーオフからの復帰がめんどくさい(マウスボタンクリック(1回目):電源オン→マウスボタンクリック(2回目):ペアリング)
  • タッチパッドの精度が悪い(特にマルチタッチ)ので完全なマウスの互換にはならない。
  • 充電がmicroB
  • 充電インジケーターがない(残量確認ボタンで残量表示は可能だが充電中に点灯するLEDがない)
  • スイッチが底面なのでいちいちケースから剥がして電源を切る必要がある。
  • スタンドを利用中はチルト台にならない
  • アプリによってはUS配列で入力される(調査中)



iPadOSで使用するにはやはり気になるのはタッチパッドの精度。あくまでポインターの補助レベルの使い方をするのがちょうどいい。一方Windowsで使用する分にはそれほど精度が悪いとは感じなかった。もちろん絵を書くなど細かいカーソル操作には向かないが、テキストの選択やエクセルのフィル程度であれば十分に使える。何よりタッチパッドの広さが十分に広いのでタブレットPCに最適だと感じた。省スペースなポインターとしてはThinkPadのキーボードも似た発想のキーボードだが、個人的にあの「梅干し」の操作感はどうにも合わなかったし、多少精度が悪くてもタッチパッドの方が自分には合っている。自分がメインでこのキーボードを使用していくiPad OSは、今後タッチパッドを正式にサポートするアップデートも控えているので今後に期待したい。その他イマイチなところは多々あるが今のところ大きな欠点はなく、買ってよかった。

―追記(2020/03/25)―
iPadOS 13.4アップデート後に使用感を試したところ、一応使えているがマルチタッチ系の動作は結構もっさりしている。中でも2本指のスクロールの反応が悪く、スムーズにスクロールできない。3本指のジェスチャーの方がまだスムーズだが、それでも全体的に反応が悪い。

―追記(2020/04/11)―
デスクトップにも接続したところ、非常に反応が悪くペアリングがちょくちょく途切れてしまう。mokiboとデスクトップのbluetoothドングルの相性が悪いか、mokiboのbluetoothの出力が弱い可能性がある。マウスカーソルがカクカクして、思った通りの操作が出来ないが、2本指でのスクロールはiPadよりもスムーズに動いている。

―おまけ―
iPadOSでの全角/半角切り替えはCaps Lockキーに割り当てているので、WindowsでもCaps Lockキーを全角/半角切り替えに割り当てると幸せになれる。

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