USキーボードとJISキーボードのあれこれにハマったのでメモがてら。
「キーボード沼」と聞くとキースイッチが赤軸だ青軸だ、メンブレンだ静音だのといったハード的な話にきこえるが、今回ハマったのはハードではなくソフト的な面のお話。
発端
最初の問題は、以前に購入したMokibo FolioがUSキーボードだったことだ。今までJISキーボードしか使ってこなかったので、半/全キーがなかったり@の位置が違ったりと最初は手間取った。JISキーボードでは全角半角切り替えにキー1つ押せば済むが、USキーボードだとshiftだのctrlだのの組み合わせで切り変えるのがめんどくさかった。Mokibo FolioをiPadで使用するときは、iPadの設定でcapslockをキーボード切り替えに使えるが、Windows側でも同様の設定にしたく色々模索しはじめた。
WindowsとGoogle日本語入力の設定
Windowsの言語設定で、USキーボードを選択してGoogle日本語入力のキー設定を変更しようとしてもうまくいかなかった。USキーボード時では、capslock単独ではcapslockとして認識し、shit+capslockでGoogle日本語入力のEisu入力になる。Windowsの言語設定で日本語キーボードを選択すると、capslock単独でEisu扱いにはなるが、「`」キーが半/全キーになったりキーボードの印字と異なる記号が入力されたりする。色々調べていると、「ULE4jis」というソフトで日本語キーボード時にも「`」が打てる様になるので、導入してみたところ希望通りのキー設定にできた。数週間使ってなれてきたので、デスクトップ用のキーボードもUS配列で揃えた。
ゲーム時のキーマッピング
PCゲームの基本配置であるWASDに指を置くと、ctrlに指がとどきにくい。一方でcapslockは押しやすいが多くのゲームで割当ができない。そこで、ctrlとcapslockの位置を変更することにした。
- ctrl2cap Microsoftのページからダウンロードできるが、これはctrlをcapslockにするだけでcapslockをctrlにするものではない。
- Keyboard Manager(PowerToys) これもMicrosoftからダウンロードできる。しかし、JISキーボード+ULE4jisでcapslockをctrlに移動させるとctrlが固定されてしまう。capslockが「VK240(=Eisu)」というキーコードになっていて、JIS配列時のVK240に問題があるらしい。
- Change Key これはフリーのレジストリ登録タイプのキーマッピングツール。これでcapslockとctrlの入れ替えを行ったところ、正常に動作した。
そもそも…?
うまく動いたはいいものの、日本語キーボード+ULE4jis+レジストリ変更というなんともめんどくさいことをしているのが気持ち的によろしくない。もっとシンプルにできないかと考えたところ、US配列のalt+`を使用する方法を思いついた。
- Windowsの言語設定はUSキーボードにする
- Google日本語入力のキー設定にある「Eisu」をすべて削除
- Keyboard Manager(PowerToys)で以下の設定をする ・[Ctrl(left)]から[Alt(left)][']
・[Caps Lock]から[Ctrl(left)]
追記
キーボード、マウスのメーカー純正リマッピングツールを使ってCtrlやCaps Lockをマウスボタンなどに割り当てると、マウスボタンに割り当てたCtrlやCaps LockにもPowerToysの入れ替えが適用されてしまう事がある。その場合はPowerToysの入れ替え前のキーを設定するとうまくいく。今回の例では、マウスのサイドボタンに「Ctrl + C」を割り当てたい場合、マウスのリマッピングツール上では「Caps Lock + C」を割り当てることになる。
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