2024年12月25日水曜日

最強ミキサーソフト SteelSeries GG

 イヤホン、マイク、スピーカーを管理できるミキサーソフト。

SteelSeries GGは、ゲーミングデバイス、オーディオデバイスの設定やクリップの自動作成ができる、ゲーミング環境の支援ソフト。中でもオーディオデバイスの管理については、ゲーム用途以外にも幅広く利用できる上にSteelSeries製品でなくとも利用できるためおすすめ。

特徴

  • 4系統(チャンネル)の出力と1系統の入力
  • 各系統で使用するデバイスをショートカットで切り替えられる
  • 各系統に独立でイコライザーやノイズキャンセリングを適用できる

どういうときに使う?

  • ゲームはワイヤレスイヤホン、Youtubeやネトフリはスピーカー、zoomやDiscordはワイヤレスイヤホン、という感じで、用途によって再生デバイスを変えたいとき
  • 環境音をめちゃくちゃ拾いやすいマイクを使っているとき

使い方

ホームページよりダウンロードしてインストール。オーディオ管理機能「Sonar」を使うためにsteelseriesアカウントが必要なので作成しておく。

Sonarの画面で、「Windowsのサウンド設定でSonarデバイスをデフォルトのオーディオデバイスとして設定します」の警告がある場合は、「クリックしてデフォルトを自動設定」をクリックする。上段のチャンネル名をクリックすると、各チャンネルのイコライザーや空間音響、ノイズキャンセリングを設定できる。その下の各チャンネル横の⚙マークをクリックすると、再生先のデバイスや音量調整、ミュートなどのショートカットを割当できる。



マスター

Sonarが管理している音声を一括でボリューム調整する。スライダー下部の「ルーティングするアプリ」には、Sonarの管理下に無いアプリが表示される。ここに表示されたアプリをドラッグして後述のゲーミング~マイクに振り分ける。アプリ名の横に⚠️が表示されている場合はドラッグで振り分けができないので、そのアプリ内の設定から出力先を変更する。

ゲーミング

ブラウザーや動画プレイヤーで適当な動画を再生させるとアプリ欄に表示される。

デバイス名は「SteelSeries Sonar - Gaming (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」。Windowsのデフォルトの出力デバイスがこれになるので、キーボードのボリュームダイヤルやミュートスイッチで音量調整/ミュートができるためそれらのショートカットは割当不要。キーボードのボリュームダイヤルやミュートスイッチが使えるので、ゲームアプリではなく普段遣いのブラウザや動画プレーヤーなどを振り分けしておいたほうが使い勝手が良い。前/次の再生デバイスのショートカットを割り当てておくと、ブラウザや動画プレーヤーをスピーカーで再生するときとイヤホンで再生するときで簡単に切り替えができるので非常に便利。仮想デバイスである「SteelSeries Sonar - Gaming (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」の対応フォーマットが96KHz/24bitなのでビットパーフェクトでのオーディオ再生用途には使えない。Foobar2000やTuneBrowserでリサンプリング設定をすれば使えるはず。

チャット・マイク

Discordの例。

Discord、zoom、Teamsなどの通話アプリやゲームのボイスチャットの音声出力先をチャットに、音声入力をマイクにする。チャットのデバイス名は「SteelSeries Sonar - Chat (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」、マイクのデバイス名は「SteelSeries Sonar - Microphone (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」。ミュートのショートカットは割り当てておくと便利。CLEARCAST AI NOISE CANCELLATIONが非常に優秀なので、イコライザー設定画面より有効にしスライダーを最大にしておく。

メディア・AUX端子

Valorant(上)とApex(下)の例

ゲームのボイスチャット以外の音声を振り分ける。メディアに振り分けてもAUX端子に振り分けても違いはない。メディアのデバイス名は「SteelSeries Sonar - Media (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」、AUX端子のデバイス名は「SteelSeries Sonar - Aux (SteelSeries Sonar Virtual Audio Device)」。イコライザーや音響効果はゲーミングと同じ設定項目があるが、イコライザーのプリセットはなぜかゲーミングとメディア・AUX端子で異なるのでゲーミングのイコライザーでほしいプリセットがある場合は手動で移す必要がある。ApexとValorantの振り分けは上記の画像の通りになっていればOK。

その他の設定

設定→SONAR→「バックアップ用デバイスの切り替え」で、

  • 自動バックアップ用デバイスの切り替え
  • 起動/再起動時の自動バックアップデバイス切り替え
をONにする。その下にある、「デバイスの優先順位一覧」で各チャンネルで使わないデバイスを除外しておくと、例えばゲーミングでデバイスの切り替えショートカットを設定したときに除外したデバイスに切り替わることがなくなる。

まとめ

これだけの機能を備えたソフトが無料で、しかもメーカー問わず使えるのが非常に優秀。ゲーム用途だけではなく、zoomやTeamsなどのリモートワーク環境でも使える。

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