2014年12月6日土曜日

nanoiDSDで色々試してみる

ついこの間nanoiDSDを購入し、1週間ほどあれこれやってみたのでまとめてみます。




ドドン!



デン!

ということで購入してしまいました。今回はこいつでやってみたことをまとめてみます。

①スマホとつなぐ
こいつの特徴はなんといってもポータブルであること、これにつきます。というわけで、Androidにつないで使ってみます。

何も考えず、手持ちのOTGケーブルをつないでUSB Audio Player Pro(以下UAPP・試用版)で再生させてみます。


問題なく再生出来ました。

※ほぼ同等の機能で無料のHibyMusicもあります。が、Android側によってまともに再生できない場合があります。SC-03D@KKでは再生に問題はありません。
構造はUAPPそっくりで、中華製なのでパクリを疑いたくなるようなアプリですが、UIはこちらのほうが良さそうです。ただし48KHz系DSDは再生出来ません。

②PCで再生
ポータブル用であるため電源ケーブルがないのは素晴らしいのですが、家で使うときに鳴らしっぱなしにすると充電できないためPCからも再生できるようにしておきます。
ソフトは定番のfoobar2000か最近できたTuneBrowserがいいでしょう。

③DSD再生
UAPPやHibyMusicはDoPをサポートしているので、DSD128まで再生可能です。PCではASIOでのDSDNativeが使えるのでDSD256まで再生が可能です。 つー訳で音源を準備します。

わざわざ音源買うのもあれですので、とりあえずPCMをDSD変換します。じゃあAudioGateだね。

・・・・ってTwitterアプリが削除されてるガーンlll

どうやらAudioGateが3にアップデートした時に、Free版はDSD変換できなくなってしまったようです。かと言って古いexeをインストールしてもTwitter認証出来ないのでもう使えません。早く入れておけばよかった…

そこでいろいろ調べた所、wav2dffというツールがあるようです。こいつを使ってみます。
コマンドライン版ですが、GUI版も他の方が作成してくださったようなので、これも合わせて使ってみます。
対応フォーマットはwavのみなので、flacはflacdropなどでwavに変換しておきます。
ウィンドウの中にドラッグドロップして、optionを指定してconvertすれば変換されます。

環境にもよりますが、デフォルトのままで変換すると失敗します。オススメ、というか自分の環境で変換できたのはこんなかんじです。


DSD128のところを256にすればDSD256で出力されます。/tオプションは大きいほど音質が良くなるようですが、変換にすごい時間がかかります。上記の設定で1曲10分ほどです。(i7-930、6GB)
また、変換中にエラーが出るとその場で終了し、DSDファイルは作成されません。エラーログも出ないので、完了になってファイルが出ない場合にはエラーがあったということです。その場合は/nオプションを小さくするか、/tオプションを小さくすると出来る場合もあります。
また、出力はdffなのでタグが埋め込み出来ません。タグを入れる場合はDSFに変換します。


んで、そんなこんなでDSD256とDSD128のファイルを用意しました。

上がDSD256です。下がDSD128。元ファイルは44.1Khz/16bit。

再生するとこんなかんじです。(DSD128はDoP再生)




DoPはDSD64をPCM176.4KHzに偽装するので、DSD128は352.8Khz表示になります。
ASIOで再生するとDSD64は2.8MHz、DSD128は5.6MHz表示になります。

で、あれこれやってみると、どうやらASIOでは48KHz系DSDは再生されないっぽい。
ので、PCでDSDを楽しもうとしたらDSDのリアルタイム変換をオフにして、44.1KHz系PCMだけDSD256に変換(リアルタイムだけでなく)すれば問題なし。

だが容量がかなり食うので、DoP再生でDSDはリアルタイム変換のDSD128で我慢すれば無難かなと。こんなことならmicroiDSD買えばよかった

まとめ

肝心の音質ですが、スマホ直で聞いていた頃より全体的にクリアに聞こえました。特にDSD再生はそれに加えて音の沈みがはっきり聞き取れるので、聴いていて楽しいです。
結局なぜASIOで48系が再生できないのか全く謎ですが、まあ当分これを使っていこうかなと思っています。そもそも曲を聴くのは外がメインなので((笑))
というわけで、今回は以上です。お疲れ様でした。


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