2017年10月12日木曜日

ONKYO HF Player アップデートまとめ

とてつもなく使いにくかったHF Playerがアップデートされ、UIが大きく変わり別物になってしまったので、変更点をまとめつつ再評価してみる。

前回評価した内容はこちら

・初期画面
各種タブがあり、スワイプで移動できる。タブの種類は以前と変わらないが、タブの編集より使用しないタブは非表示にしたり並び順を変えられるようになったりと使い勝手は向上した。

・プレイリスト
作成編集ができるようになった。
各プレイリストのページには、曲数と総再生時間が表示される。
プレイリスト画像(プレイリストページの上1/3弱に表示される画像)を設定できたりと使いやすさだけでなくみやすさも向上した。
以前の使いにくいキューも一応残っているがプレイリストで事足りるだろう。

・再生画面
プチリリと連携できるようになった。同期歌詞の表示ができる。
本家アプリにあった、数パターンヒットした歌詞を切り替える機能はない模様。
キューの編集とイコライザは画面左上からアクセスできる。
自分はロスレスをすべてALACにしているので本家プチリリ上では再生できなかったが、HF Playerでそれが可能になった。

・設定
USBオーディオの項目が増えて複雑になった。
アップサンプリングの項目では、「オンにすると96Khz又は192Khzにアップサンプリング」とあるが、アップサンプリングの上限はUSBDACの上限値にすることもできるようだが、最終的にアップサンプリングは機能しなかった(ソースに準拠のみ)。
また、DSD出力にDSDダイレクトが追加された。ASIO対応の機種なら再生できるのかもしれない(ASIOはAndroidとは無関係だが、DoPではないネイティブ再生という点で関係しているのかもしれない。要検証)。DSDのダイレクト転送時の上限形式も設定できるようになり、注意書きにDSD3、6MHzのDoP出力をオンにすると上限は3MHz、6MHzになると書かれているが、3MHzも6MHzも共に48khz系DSDなので上限が2つあるような書き方は何を伝えたいのかよくわからない。更にこの項目をオフにした状態で、DSDを再生するとDSD12.2MHzは192Khzにダウンコンバートされるが、この項目がONになったときはDSD12.2MHzで出力されているようだ。上記のDSDの上限値を無視している。
リアルタイムDSD変換も以前と同様の設定項目だが、こちらも何故か動作せず。

・総評
音質以前のプレーヤーとしての機能に乏しかった前バージョンに比べて、今回のバージョンは確実に使いやすさは向上したと言える。しかし肝心要のUSBDACの設定周りがややこしい上にリアルタイムDSD変換等が機能しないとあって、使い物にならないわけでは無いがこのアプリを使う決定的な理由をアップデートによってむしろ失う状況になってしまったと言える。今後のアップデートで改善されることを願うばかり。





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