このイヤホンは、intime 碧 の限定版で塗装がシルバーではなくマットなブラックになっています。通常版のシルバーは傷が目立ちそうですが、こちらはそういったことはなさそうです。
例によって購入直後にmmcx化しました。

オーグラインだと高域がきついしPure OCCだと中域が甘いし…
音質についてですが、バランスが良い、の一言につきます。
それぞれの音域の印象は
低域…生々しい。お腹に響くような重低音もしっかり鳴ります。定位は割りと近め。
中域…どの音域にも埋もれずはっきり聞こえますが、解像度は高くないため高級機を持っているとその差が粗く聞こえます。
高域…全体的にシャリシャリしています。定位はボーカルよりも遠いですが、主張は強いです。
このイヤホンの特筆すべき点は、同じ音域でもボーカルと楽器や楽器同士の定位がはっきりしていて、埋もれたりかぶったりしないことだと思います。幾つか他のイヤホンを聞いてみましたが、一聴してわかる立体感があるイヤホンは同価格帯や数万クラスでも少ないです。個人的に立体感に優れるイヤホンとしてAZLAがあると思いますが、高低2つのドライバーを同軸に配置する構造を採用しており、この碧にも共通するところなのかもしれないなと感じます。
AZLAに対して碧は立体感が過剰に強調されているように感じる一面もあります。惜しむらくは中域の解像度が甘めということぐらいで、特に欠点という欠点が無い上に価格が5000円を下回るハイコスパなイヤホンとして似たような音の傾向を出すイヤホンが少ないためサブに持っておくのもいいですし、メインとしても十分使えるクオリティーだと思います。
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