Hiby Link 導入

DX200がOreoアップデートしたことで使えるようになったHiby Linkについて紹介する。

Hiby Linkとは

Hiby Linkとは、対応DAPをスマホ用アプリHiby Music(海貝音楽)でリモートコントロールできる機能。特徴は、wifiだけではなくbluetoothを使用しての接続も可能であること。

同様の機能を持つAK Connectはwifiを利用するため、バッテリー持ちに影響しやすいが,

Hiby Linkはbluetoothでの接続が可能なのでwifiほどバッテリーの心配をする必要がない。

直接Hiby Linkに対応していなくても、Hiby MusicをインストールすることでHiby Linkが使えることもあるので、Android搭載のDAPにインストールすると非常に便利。

設定

今回はDX200(Android 8.1 with Add on by Lurker)とAndroid(Galaxy note9)の接続をする。基本的にAndroid DAPとAndroidの接続の場合、同様の方法で接続できる。

最初にDX200の準備を行う。
Hiby Musicを起動し右から2つ目のタブを開く。今回はDX200をスマホから操作するので、DX200側では「Hiby Link サーバー」を選択する（画像はスマホ版だがDX200でも同様）。

オンにすると画像のような警告が出るので、許可を押す。
画像ではwifiに接続したまま設定しているが、wifiがオンのままだとBluetoothが優先的に使われないのでwifiはオフにして設定する(一度設定がすめば次からはwifiが繋がっていてもHiby LinkはBluetoothでの接続になる)。

この状態になったらDX200側の準備は一旦OK。

続いてスマホ側の設定だが、先程と同様にHiby Musicを起動し右から2つ目のタブを開く。今度はスマホで操作するので、スマホ側では「Hiby Link クライアント」を選択する。

①「デバイスを検索」を押してしばらく待ち、「利用可能なデバイス」に②DX200が表示されたらそこをタップする。

いつものようにBluetoothのペアリングをする。スマホ側の画面下部に「接続完了」というトーストが表示されれば設定完了。

接続が完了すると、DX200側のライブラリをスマホ側でも見ることができる。

プレイリストも同期され、再生画面を表示するとジャケットもしっかり同期されていることがわかる。

使い方

DX200側でサーバーをオンにして、スマホ側でクライアントをオンにするだけ。

一度接続していればスマホ側で前回接続したサーバーに自動で接続してくれる。

注意点

・なにかと不安定
ここではDX200側のHiby MusicはAdd onにプリインストールされているmod版を使用しているため、Playストア版とのバージョン差があるせいか繋がらないことも時たまある。

・Bluetooth接続のため、ジャケットの同期は限定的
wifi接続だと改善されるのかは未確認だが、結局wifi環境下でHiby Linkを使うことは非常に稀。

・サーバー側は250秒でタイムアウトしてしまう
接続を終了するにはスマホ側のHibyを終了させることで接続は解除できるが、一定時間(250秒)経過後は再びDX200側でサーバーを起動させる必要がある。

・カバン等に入れたまま使えるというのはメリットでもあるが…
再生中にDX200を触らないで済むということは、熱がこもりそうなところに入れっぱなしにしていることでもある。バッテリーへの負荷が若干心配。
（再生中に頻繁にDAPを触るかという疑問は置いておく）

・Hiby MusicがプリインストールされていないDAPにおいては、SRC回避できていない
DX200/220/150/160(?)はSRC回避できるmod版が使えるが、例えばFiiOではSRC通しての再生となる。まあFiiOにはFiiO Linkがあるので実質的にはデメリットにはならない。